畑という場所

年々、自然環境は厳しさを増しています。
容赦なく体力を奪う夏の暑さ、突き刺さるような冬の寒さ。
それでも、私たちは毎日畑に立ち続けます。私たちにとって「命懸けの遊び」です。
当たり前に足元にあるこの土が、どれほどの年月を費やして今ここに存在するのか。
その土の上で、一粒の種をまき、苗を育て、畑へと還す。
日々水を入れるとき、
「水は記憶する」と信じています。
「しっかり根を張るんだよ」と、
祈りにも似た気持ちをのせて届けます。
畑での作業は、作物が放つ「波動」を感じ取り、真剣に対話する行為。
その感覚に没頭していると、いつの間にか「自分」という存在が消え、ただ自然の一部になっていることに気づいたりもします。
それはまるで、見知らぬ土地を旅している時の感覚に似ています。
私たちにとって、畑とは、命の根源に触れるための「旅」そのものなのかもしれません。
365日、この旅路の中で生まれた作物たちが、
あなたの元へ、その記憶を携えて届きますように。